ボサノバインタビュー

DANI & DEBORA GURGEL QUARTETO | UM

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2013 東京JAZZ 'coffee & jazz stage' 出演決定!
Sep 6th  Sep 7th  Sep 8th

DANI & DEBORA GURGEL QUARTETO | UM

DISC INFORMATION

UM(ONE) -Dani&Debora Gurgel Quarteto-
UM(ONE) -Dani&Debora Gurgel Quarteto-
アーティスト:ダニ・アンド・デボラ・グルジェル・クアルテート

DANI & DEBORA GURGEL QUARTETO | UM

PROFILE

-DANI GURGEL-

15年にわたって、いろんな楽器を演奏しながら、ダニ・グルジェルは本当に心から愛するものを見出した。それは彼女の声。ダニは音楽にまつわるすべてのことを経験してきた。たとえば、Robert Sionのビッグバンドでテノールサックスを演奏したり、 Zimbo Trioではバリトンやソプラノも担当した。また、Vinicius CalderoniやTo Brandileoneとはエレキベースを担当した。そして歌詞を書き始めてから、その15年の経験を踏まえて自ら“歌う”ことを発見したのである。彼女の過去の経験から、自らのヴォーカルがなぜ楽器の一部のごとく使用されたり、そしてソロヴォーカルがミュージシャンたちのインプロに絶妙なアンサンブルを醸し出すのか、ということも理解していた。つねに彼女は前を見つめながらも、しかし彼女はまわりのことも見渡し、同じゴールと才能を持つ人と一緒に組むということに努力してきた。まさに、エリス・レジーナがそうだったように。エリス・レジーナはJoaoBoscoの曲を歌ったりGilberto Gilや Ivan Linsなど、まだ彼らが無名だったころから一緒に作品を作っていた。ダニは2007年に“ダニ・グルジェルと新しい作曲家たち”というコンサートを立ち上げ、それは彼女のレパートリーにも多大なる影響を及ぼし、最初のEP“Dani Gurgel”や2008年の“Noss”にもそれが表れている。そしてそれはTom Jobinのオーケストラとのコンサートであるというコンセプトも付加し、あるときは彼女は全体のキュレーターであったり、あるときはゲストシンガーである、という立ち回りでコンサートを成立させた。そしてアメリカから世界発売となったセカンドアルバム、“Agora”は22人のブラジルのコンテンポラリーミュージシャンを参加させている。
シンガーソングライターとしてダニは彼女の仲間たちに歌詞を提供していて、たとえばJoana Duah(アルバムのタイトルソングである“Da Licenca”はダニとチアゴによって書かれたもの)や、Tatiana Parra(“Depois”をダニとタチアナで共作)、Adriana Godoy(“Talvez Humana”がダニとデボラによって作詞)Vanessa Moreno&Fi Morostica(“Neneca”がダニとチアゴによるもの)、そしてThiago Varze(“Bem Viver”がダニとチアゴによるもの)など・・・。そして最近ではMaria Schneiderの”The Pretty Road“に”Estrada Bela“という曲を提供している。2010年、ダニはサンパウロのランドスケープでもあるViadutosという建物でライブDVDを収録した。そこにはダニの街や音楽、そして人生に対する文章が寄せられ、それはCD+DVDやブルーレイでも彼女自身のレーベルから発売されている。2007年にサンパウロ大学を卒業する際に、彼女は“写真と音楽:アナログ盤からMP3、フィルムから携帯電話”というエッセイを Luli Radfahrerのアドバイスの下、出版した。それは、私たちがデジタルでの「アート」の創作や人とのシェアの変化についてアプローチしており、それはダニ自身が音楽的なキャリアの他にCDジャケットやコンサートなど音楽に特化した写真家としても同時に認知されており、また教鞭もとっていることに起因している。ダニは現在、大胆なプロジェクトにチャレンジしている。それは“Musica de Graca”(無料の音楽)。そこで彼女は、アーティストを招き、オリジナル曲をレコーディング、それをMP3とビデオストリーミングにて無料配信し、そこで毎月5万ビュー以上の訪問者を得ている。Da Pa Viradaがポッドキャストのための撮影やらウェブサイト、写真撮影を担当し、そしてThiago Rabelloが音楽収録を担当している。2011年アルゼンチン、2012年のアメリカやウルグアイでのツアーを経て、そしてこの度カルテットにて“UM”(ONE)というアルバムを2013年に発表することとなったのである。

-Debora Gurgel-(ピアノ)

デボラ・グルジェルはピアニスト、そしてアレンジャー、作曲家であり、そのルーツはブラジリアンジャズにあり、モダンなアプローチを施す作家である。彼女の作品はとにかく洗練されており、そこにはジャズのハーモニーとブラジルのリズムが混合したクラシック音楽の影響も含まれている。デボラはAmilton GodoyやRoberto Sion、そしてFernando Motaと共にピアノとオーケストレーションを学んだ。そして11年間CLAM(Zimbo Trioの音楽アカデミー)で教え、MPBにおけるピアノと木管楽器の用語についてのテキスト著書も手掛けている。
2006年から2008年にかけて、彼女はTIM(Musica Nas Escolas-Music at the Schools)の一員で、そこで120人の編成オーケストラの学生に対して教鞭を取りデザインカリキュラムにも参加をしていた。またその後は場所を移して2008年から2012年までサンパウロのEscola Municipal de Musicaにてジャズやインプロについての学生を指導していた。
デボラはRaul de SouzaやFilo Machado、Zimbo Trio、Arismar Do Espirito Santo、Nico Assumpção, Vinícius Dorin, Jane Duboc, Lelo Izar and Lilian Carmonaというようなブラジル音楽のアイコンともいわれるアーティストたちと数えきれないほど仕事を共にし、とくにジャズやブラジル音楽に特化したコンサートなどで忙しいスケジュールをこなしている。そして、コロンビアやウルグアイ、そしてアルゼンチンなどで行われているジャズフェスティヴァルにも精力的に参加している。 2000年にはフルート奏者としてDICAというItamar Collaço (bass), Celso de Almeida (drums) and Amador Longhini Jr. (piano)6人編成のバンドでアルバム“Colcha de Retalhos”を発表した。そして2003年にはトリオで“Trialogo”という名前でアルバムをリリース、そこには11曲の彼女自身の曲が収録されピアニストとして参加、メンバーにはベースにItamar Collaco、そしてPercio Sapiaをドラマーとして迎えていた。このグループは2004年の“7o Prêmio VISA de Música Brasileira”のインスト部門においてセミファイナリストにまで残るという評価を得た。
そしてConrado Paulino Quartetとして、彼女はコロンビアのBarranquillaで行われる有名なジャズフェスティヴァル“Barranquijazz”に参加、そして“Conrado Paulino Quarteto”というアルバムを発表した。
ピアニストとしてはMaurício “Laws” de Souza, Daniel D’Alcântara, Vitor Alcantara, Carlos Alberto Alcantara, Sidiel Vieira and Cuca TeixeiraをメンバーとしたSepteto S.A.に参加し、同様にConrado Paulino Quartetoでもピアノを担当、そしてヴォーカルにダニのほか、Adriana Godoy、To Brandileone、そしてVinicius Calderoniを迎えたLelo Izar Quintetにも参加していた。

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LISTENING

36-47 Matraca de Cotdel Bala com Bala Descompassamba Not to be Heard Rock with You Verso em No Quiet Little Laby Forro Brasil Te Vira

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