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Movits!は、スウェーデン・ルレオ出身のヒップホップ・バンド。ラップとビート、そしてホーンのサウンドをミックスしたユニークなスタイルが特徴的。
ノールボッテン(ルレオを県庁所在地とする、スウェーデンの県の一つ)の小さな街から飛び出した3人は、アラスカやニューヨーク、東京、パリやシャンハイなど世界各地を飛び回り、スウェーデンの音楽シーンにも衝撃を与えた。
しかし、スウェーデンでの下積み時代を思えば、それは当然のこと。
すべてはスウェーデンの郊外に位置する、とある兄弟の部屋から始まったのだ。

ヨハン・レンスフェルトとアンダッシュ・レンスフェルトが音楽制作を始めたのはともに2000年代初頭。
2004年にはプラネテン・ジョーダン名義でデビューEP『Frihetssånger i retroadidas』をリリース。
アコースティックサウンドをベースに、スウェーデンのフォーク音楽やレゲエのエッセンスを散りばめ、兄のヨアンのメロディックなラップを弟のアンダーシュがうまく仕上げた作品となった。
EPは高評価を得、ランズフェルド兄弟は国内最大の規模を誇るスウェーデン国立劇場のツアーにも呼ばれたほど。
そしてここで、第三のMovits!メンバーであるサックス奏者のヨアキム・ニルソンと最初に出会うこととなる。

ファースト・アルバムの制作途中、ひょんなことからベニー・グッドマンの"Sing Sing Sing!"を聴いたランズフェルド兄弟。
これがその後のMovits!サウンドの方向性を決定付ける運命的な出会いとなり、エネルギッシュなホーン、激しいドラムが特徴的なMovits!サウンドが出来上がったのだった。
2008年秋、兄弟は『Äppelknyckarjazz』と名付けたデビューアルバムを発売し、見事その年の<スウェーディッシュ・マニフェスト・アワーズ>(スウェーデンのインディー版グラミー賞と言われる音楽賞)にて入賞を果たした。
アルバム発表後、スウェーデンを中心としたスカンジナビア地域のツアーを慣行。しかし、Movits!にとって最大のブレイク・ポイントになったのは、そのあとに訪れたアメリカのTV番組『The Colbert Report』に出演した際のこと。
2009年の夏、番組の司会者であるスティーヴン・コルベアがMovits!のPV "Fel del av garden" をたまたま見つけ、番組へ出演することになったのだ。
それから、Movits!の快進撃が始まる。
当時、Amazon上でしか購入出来なかったアルバム『Äppelknyckarjazz』は一気に85,000%の伸びをみせ、アメリカ圏内のiTunes上で発売されるや否やカニエ・ウエストやエミネムといったビッグスターを抑えてヒップホップ・チャートの1位に輝いた。
これまで無名だったスウェーデンのバンド、Movits!は、瞬く間に世界的なアーティストとして躍り出たのだ。

二年をかけてヨーロッパとアメリカをツアーで廻ったあと、Movits!はセカンド・アルバム『Out of my head』の制作に取り掛かった。
よりソリッドな魅力を増したサウンド作りに注力し、結果、ゴールド・シングルとなった"Sammy Davis Jr."が生まれ、プラチナム・ヒットを記録した"Na Na Nah!"が生まれたのだった。
これらのヒットを踏まえ、Movits!の名はよりワールドワイドに知られることとなった。
アルバムは各所で賞賛され、スウェーデン国内の<P3Guldアウォード>と<スウェーデン・グラミー賞>のノミネートに輝いた。

Movits!は今もなお精力的にツアーを行っており、スカンジナビアからヨーロッパ、そして日本からアメリカまでを廻っている。
ライブ時にはサポートメンバーとしてトロンボーンのデイヴィッド・フランケルとベースのピーター・オルフセンが加わることが多く、スピード感に満ちたエネルギッシュなショウは
各所で絶賛されており、それは1万人の観客が集まるフェスだろうと、100人も入れば満杯の小さなクラブでも関係ない。

2013年春、Movits!はサード・アルバムの制作のため、再度スタジオに入った。
新作『Head among the clouds』はいよいよ2013年秋にリリース予定。
一連のリード・シングル"Smoke signals"、 "Nitroglycerin" そして "Limousin"の3曲を聴けば、いかに彼らがMovits!サウンドを進化させて来たかが分かるはずだ。
しかし、変わらないのはアンダーシュのビートとヨアキムのホーン、そしてヨアンのラップという三つのエレメント。
そして、全てスウェーデン語でラップするという彼らのこだわりもまた、変わらない。

■メンバープロフィール
ヨアン・ランズフェルド:リード・シンガー/ラッパー。
アンダーシュの兄であり、また、ヨアキムの先輩。
そのことから自然とMovits!のリーダーとなった。
特徴ある赤毛のあごひげと、いつも被っている黒いハットがトレードマーク。
彼が通りすぎれば二度見必至。
90年代後半よりラップをスタートさせ、ウータン・クランやスヌープ・ドッグ、スウェーデンのラッパーであるペッターらに影響を受けた。
もともとエヴェルト・トーブなどに代表されるスウェーデンのフォークロア音楽風の楽曲を制作していたこともあり、ヨアンのユニークな詩世界は
スウェーデンのヒップホップ・シーンからも大きな注目を集めている。
音楽のほかに、スウェーデンのヨーテボリ大学にて歴史学と宗教学を学ぶ。
得意なものはクイズ。クイズ・バトルでは誰にも負けない。
好きなものは「勝利」
<ヨアンひとくちメモ>
生年月日:1983年1月9日
身長:190cm
足のサイズ:27cm
戦闘体勢:サウスポー
スノボのスタンス:レギュラー好きな戦闘アイテム:エアー・ストライク
好きなタートル:ミケランジェロ

アンダーシュ・ランズフェルド:プロデューサー/DJ/ギタリスト。
兄・ヨアンと同様、長身でブロンド。スウェーデンの教科書のような男。
兄よりは大人しいタイプかもしれないが、音楽に関してはマルチな才能を発揮する。
ヨアンがラップを始めるにあたって、ビートが必要になり、アンダーシュに制作を依頼したのが音楽キャリアのはじまり。
楽曲の制作は主にギターで行う。
今も出身地のルレオに住んでおり、ルレオにはアンダーシュのスタジオもある。Movits!としての活動の傍ら、プロデューサーとしてスウェーデンのラッパー、ザックのアルバム二作も手がけ、
両作とも高い評価を得た。これらの実績から、スウェーデン・シーンにおいては突出した才能を持つプロデューサーとして認知されている。
スタジオの外でも、冷たいビールとナイスなビーチ、そして太陽とともにで目いっぱい人生を謳歌している。
なにかイイものを探しているのならアンダーシュに聞くといい。

<アンダーシュひとくちメモ>
生年月日:1986年11月6日
身長:187cm
足のサイズ:27cm
戦闘体勢:オーソドックス
スノボのスタンス:レギュラー
好きな戦闘アイテム:バナナ・ボム
好きなタートル:ラファエル

ヨアキム・ニルソン:サックス担当。
もともと2000年代初頭はクラブDJとして活躍しており、ランズフェルド兄弟との出会いもクラブである。
最初、ジャム・セッションに呼ばれたのが始まりだったが、その後Movits!のメンバーとなる。
スウェーデンとカナダのバンクーバーにてジャズを学んだ経歴を持ち、ジャズ演奏の経験は豊か。
とくに、ヒップホップと融合させたスタイルのジャズとは特別相性がいい。
Movits!のサウンドにおいて、ヨアキムのサックスがそのトレードマークになっているのは確実だろう。
ギター演奏の巧者でもあるが、Movits!としての音楽活動においては、ヨアキムにとってギターは休憩用のおもちゃのようなもの。
音楽のほか、スウェーデンのルンド大学において哲学を学んだ経験を持ち、なかでも倫理と価値観について専攻していた。
学士論文のテーマは「形而上学における死の価値」。かなり病的でしょ?
<ヨアキムひとくちメモ>
生年月日:1984年5月23日
身長:185cm
足のサイズ:28cm
戦闘体勢:オーソドックス
スノボのスタンス:グーフィー
好きな戦闘アイテム:ホーリー・ハンドグレネード
好きなタートル:ドナテロかレオナルド。両者ともタイ。
※「好きな戦闘アイテム」はビデオゲーム『Worms』のルールに準じる。