La Fantastica(ラ・ファンタスティカ)は、ラテン・ソウルのレジェンド Joe Bataan が立ち上げた自主レーベル GhettoRecords からリリースされた作品のひとつで、1970年代ニューヨークのラテン・ミュージックシーンの熱気を伝える貴重なアルバムである。
1970年代初頭、ニューヨークではサルサ、ブーガルー、ラテン・ソウルが混ざり合い、新しい都市型ラテン音楽が生まれていた。本作『From Ear to Ear』は、そんな時代の空気を色濃く反映した作品で、力強いパーカッション、ソウルフルなブラス、そしてストリートのエネルギーを感じさせるグルーヴが特徴となっている。アルバムは、ダンスフロアを意識したアップテンポのラテン・トラックから、メロウでソウルフルな楽曲まで幅広いサウンドを収録。サルサやラテン・ジャズ、ブーガルーの要素を取り込みながらも、ニューヨーク特有のストリート感覚をまとったサウンドは、当時のラテン音楽シーンの多様性を象徴している。
Ghetto Records は、アーティスト自身が主導して制作・発表を行うインディペンデントな試みとしてスタートしたレーベルであり、本作もその精神を体現した作品のひとつだ。商業的な成功には恵まれなかったものの、現在ではその希少性と時代性から、ラテン・ソウルやサルサのコレクターの間で高い評価を受けている。
長らく入手困難となっていた本作は、ニューヨークのラテン音楽史を語るうえで欠かせない作品として、改めて注目されている。ラテン、ソウル、ジャズが交差する1970年代ニューヨークの音楽文化を伝える、貴重な一枚である。
Tracklist
A1 – Borinquen
A2 – Con Quien Andas
A3 – Latin Blues
A4 – Ya No Te Quiero
B1 – Negrita Mia
B2 – Telegrama
B3 – M & M
B4 – Sassie
■Ghetto Records
Ghetto Records は、ラテン音楽界のレジェンド ジョー・バターン(Joe Bataan) が、音楽業界における搾取的な構造から抜け出し、自身の独立とクリエイティブな自由を手に入れるために立ち上げたレーベルである。
長年にわたり才能を利用され、まるで商品のように扱われてきた業界の中で、自らの道を切り拓くための大胆な挑戦だった。バターンは現在、当時を次のように振り返る。「Ghetto Records は、私の人生の旅の一部であり、その後のすべてにつながるステップだった。そこから多くを学び、固定観念に縛られない考え方を身につけることができた。そして困難にどう向き合うかも教えてくれた。」しかし、ストリートから生まれた多くの夢や計画と同じように、この試みは大胆で、時には無謀とも言えるものだった。絶望の中から生まれながらも希望に満ちていたGhetto Records は、設立からほどなくして崩壊してしまう。その結果、このレーベルからリリースされた 7枚のアルバムは長らく廃盤となり、歴史の中に埋もれてしまっていた――。
しかし今、ついにそれらの作品が再び世に蘇る。
(輸入盤)
【 La Fantastica – From Ear to Ear 】
発売日 2026年4月17日 アーティスト:La Fantastica Label: Vampisoul Records Genre: Soul, Salsa
LP:品番: VAMPI355 BARCODE:8435008865283 価格:¥4,500(税抜)




